プロフィール
浅野誠
浅野誠
1972-73年沖縄大学に勤務
1973-90年琉球大学に勤務
1990-2003年中京大学に勤務
2004年より沖縄生活再開
玉城の絶景のなかで田舎暮らし
自然と人々とつながりつつ人生創造
執筆活動、講演・ワークショップを全国にて行う
沖縄県立看護大学・沖縄リハビリテーション福祉学院で非常勤講師
沖縄大学客員教授 南城市・西原町で、多様な審議会等で委員長などを務める

  最近著
  『沖縄おこし・人生おこしの教育』(アクアコーラル企画)
『<生き方>を創る教育』(大月書店)
『ワークショップガイド』(アクアコーラル企画)
『沖縄 田舎暮らし』(アクアコーラル企画)
  『浅野誠ワークショップシリーズ』
    1.ワークショップの作り方進め方
    2.人間関係を育てる
    3.授業づくり(小中高校)
    4.授業づくり(大学)
    5.人生創造
  6.人間関係・人生創造・世界発見・共同活動創造
 
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2013年03月29日

根を残したまま収穫し、脇芽を出させて継続的に収穫する。私流農法

 

 私は、野菜つくり実験が好きだ。レタスなどの収穫の際に、根っこから引き抜かずに、根元から数センチのところで切る。すると、脇から新しいものが出てくることがしばしばだ。最初に収穫したものと変わらないくらいの大きさになることもある。このアイデアは、不耕起栽培で、根は抜かずに、根が土を耕してくれるという発想の副産物だ。
次の写真はシュンギクだが、シュンギクはこうやるものだと、どこかで書いてあるのを見た。だから、私の実験ではない。



ウリズンマメもそうしているが、例年だと、前年のものから5月末ごろ新芽を出すのだが、今年は3月初めには出てきて、もうだいぶ伸びている。
写真の後方はトウワタの花
  

Posted by 浅野誠 at 06:28Comments(0)庭・畑と農作業野菜

2013年02月11日

「動植物シリーズ3 我が家の畑庭作業と野菜2007~2010」のHP公開

 我が家の動植物についてシリーズで、HP(浅野誠・浅野恵美子の世界http://asaoki.jimdo.com)に公開しているが、「1.我が家のハーブ」(2012年11月)、「2.我が家の樹木・草・花・観葉植物」(2013年1月)に続く3冊目だ。
 2007年2月に、ブログ「田舎暮らし・人生創造・浅野誠」をスタートさせたが、我が家の畑庭の記事がかなりの量になって収容しきれないので、3年ほど経過すると削除している。削除した記事から選んで編集してみた。
 100坪ほどの斜面で、素人農法・素人庭づくりをしてきた。その試行錯誤の記録でもある。2007年~2010年4月までの記事がもとになっている。

 目次を紹介しておこう。

1.庭                   
我が家二階前の庭            芝とタマリュウ  
芝刈り                 庭の写真に虹めいたものが写る    
中庭作業                中庭作業ひとまず完了
我が家西側通路横の植物         森の家(ムイヌヤー)生活満5年    
ウッドデッキから、庭・森を見る     午後4時の我が家          
ウッドデッキも満開           庭の光景…ひなたぼっこ 
アロエ、蘇鉄、エクメアをまとめ植え   愛知県の旧我が家 
赤池の家の庭     

2.畑        
このところの農作業           夕方の雨 農作業できず、欲求不満
畑作業                 樹木の管理
サンニンの活用             畑から鉄のカケラ 
突然、かかし、びっくり         毎日の畑仕事 
雨・涼しさで畑が元気に         南から見た我が家の畑 
我が畑が、だんだん果樹園っぽくなってきた
野菜畑が少しずつ果樹園に近づいていく  
森になりつつある我が畑             

3.農法・コンポスト・農作業学習    
ニセ「ジャスミン」 苗のこわい名付け  粘土団子の実験
粘土団子13日目            新井由己『自然農に生きる人たち』を読む
福岡正信「無Ⅲ 自然農法」を読む    福岡本2 輪作 粘土団子 不耕起 無肥料 もやし豆
福岡本3 果樹と野菜          福岡本4 私なりの自然農法へゆっくりと歩んでいきたい
アルファルファについて少しわかる 種専門店にて
水口文夫『家庭菜園の不耕起栽培』を読む 
川口由一編著『自然農への道』(創森社2005年)を読む     
多種多様な野菜が出てくる粘土団子    掘った穴に草木をいれる 
粘土団子を置く             五十日後の粘土団子
七十日後の粘土団子           堆肥場所のローテーション 日当たり・肥料
岩にも育てる  タイム・長命草など   堆肥あとに生姜を植えつける 植えつけの循環
種まきの季節              種を粘土団子に入れる  
粘土団子から色んな芽が出てくる     コンポスト
コンポスト容器をとり熟させて堆肥にしていく
市補助金を活用して、コンポスト二個追加

4.野菜
アシタバの作業畑            アスパラガス
ウリズンマメ=リュウキュウシカクマメ  エンサイ=ウンチェー=空心菜
オキダイナ               ゴーヤ
ごぼう                 さつまいも
さやえんどう              山東白菜
シマナ=カラシナ            しょうが
だいこん                島ニンジン(チデークニー)
ツルムラサキ              トマト
なす                  ニガナ=ンジャナ
ニラ                  にんにく
はんだま                モロヘイヤ
三つ葉                 みょうが
しまらっきょう             わさびな
野菜収穫三題

写真は本文に関係なく、洋蘭博覧会で撮影
  

Posted by 浅野誠 at 11:27Comments(0)庭・畑と農作業野菜

2013年01月29日

池の新しい仲間 ミッキーマウス・プラティ

 

 水槽から池にグッピー20匹を移したが、地味な色なので、色どりを増そうと金魚を入れることを考えた。熱帯魚などを売っている店に行き相談すると、金魚は口に入るものは食べてしまうので、グッピーも食べるだろうとのこと。
 何がいいかと尋ねると、ミッキーマウス・プラティを勧められた。10匹購入。色が三種あるうち、赤とオレンジ色の2種にした。もう一つの色は白だった。
 早速、池に放す。元気良く泳いでいる。グッピーと仲間のようだ。喧嘩する様子もない。気がかりなのは、鳥や猫だ。グッピーを入れてから半月たつが、鳥や猫は近くにくるが、襲った気配はまだない。それでも、近所では、池の魚が鳥や蟹に食べられたそうだから、警戒している。

 池の周辺の整備も少しずつ進めている。ここに住んで8年余り、ようやく庭っぽくなってきたか。



  

Posted by 浅野誠 at 06:50Comments(0)庭・畑と農作業

2013年01月18日

池、らせんハーブ園、第一次完成



 12月末から始めた池とらせんハーブ園づくりが、ひとまず第一次完成にいたった。現在、その周辺の通路整備などの作業をしている。
 第一次というには訳がある。
 らせんハーブ園の山の中味は、枯れ木・枯枝・枯葉などで、徐々に堆肥化して沈み込んでいくはずだ。それまでのしばしの間、ハーブを植えないで、オキダイナを中心とした野菜種をまいた。そして、育てていたキンレンカの苗をうえた。半年後に、ハーブを植える予定でいる。キンレンカは、ハーブではあるが、一年草だ。



 池も仮設置のつもりで、多少の修正が必要だろう。でも、ホテイアオイ、水浄化作用の強いエンサイ(空芯菜)を入れ、水槽から20匹ほどのグッピーを移した。広いので、3つぐらいの群れになって泳いでいる。
 水槽設置して、最初の来訪者はアーマンだった。まだ水を入れていなかったので、大丈夫だった。すぐに外へ出してやった。特別記念動物だが、我が家に生息している。

  


 次の来訪者は、ねずみだった。すでに池に水を入れていたので、おぼれ死んでいた。





  

Posted by 浅野誠 at 11:28Comments(2)庭・畑と農作業

2013年01月07日

池とらせん型ハーブ園作り

 

 年末から始めた仕事だが、結構な作業量だ。9月末の台風の後片付け以上だ。この間、雨が多かったが、雨が止んだ時はせっせとやる。
 ハーブ園の方は、写真のようにようやく外形ができた。直径3メートル余り高さ40センチほどになった。台風で落ちた枝葉を庭畑の各所に置いていたが、それらを全部敷きこんだ。山の9割はそれらからできている。山の縁や池つくりで掘った土で、枯れ枝葉を抑えてある。だから、徐々に山は沈み込んでいくだろう。その過程でいい堆肥山になることを期待している。落ち着くのに半年以上かかるだろう。発酵を促すために米ぬかも入れた。

 池の方は、穴を掘って、購入した「成形」を仮置きしてみたのが写真だ。穴の横から、地下水がにじみ出てくることを予想したが、そうでもなかった。表面がクチャだったので、下もずっとそうだと予想したが、はずれた。ここは、家の基礎工事(数メートル掘られている)の際、どこかから運んできたマージで埋め戻しをして、そのうえにクチャをのせたようだ。マージ層には岩石がたくさん含まれている。地下水はそのマージ層を通って、下の畑の方に流れているようだ。
 この後、もう少し掘って、池表面を地表から10センチ以上低くしようと思っている。そこで固定したところで、この計画の第一期作業は完了だ。上旬にはメドをつけたい。その後は、ラセンハーブ園に、出てきた大石でで、ラセンをつくり、購入してきた培養土・砂・堆肥で表土をつくるつもりだ。そして徐々にハーブを主体にして植えていこうと考えている。ひとまずの完成予定は、月末だが、最終的には秋ごろになるだろう。

下の写真は、作業スタートの年末に撮影


  

Posted by 浅野誠 at 07:06Comments(0)庭・畑と農作業

2012年12月17日

野菜収穫と食糧難の鳥たち このごろの畑庭

 野菜収穫が本格化し始める。



 立派になったミニトマトが色づくのを待っていた。ところが、まだ青いミニトマトが取りに食べられた。
 あわてて、青いままいくつか収穫した。





 鳥は毎年のように、畑に食糧をあさりにくるが、台風被害が甚だしかった今年は、より一層の食糧難で大変だろう。我が家入口の鉢植えの中の虫を取るために、落ち葉をまき散らしている。



 ウリズンマメは、今年は台風被害のため絶滅状況になり整理したが、最後に10個ぐらい収穫できた。
 地面から20センチぐらいは残した。こうすると翌年そこから出てきて、立派に収穫できることがあるからだ。



 畑のなかにスイセンが開花していた。スイセンは、ここに住み始める時、愛知の家から大量に持ってきたが、気候があわないのか、開花率がとても低くて処分した。それでもあちこちに球根が残っていて、毎年、あちこちで、忘れたころに開花する。
  

Posted by 浅野誠 at 11:27Comments(0)庭・畑と農作業

2012年12月12日

湧き出る地下水を、池を作って貯められるか  夢の構想!?

 今年の降水量はすごい。この地に住んで8年で最高だ。そのためだと思うが、地下水が、我が庭畑の何カ所にも湧き出てくる。少なくとも4ケ所は確認撮影したので紹介しよう。庭から畑へと1メートルぐらい低くなったところが、わかりやすい。撮影した8日(土)は、それまで3~4日降雨がなかった日だが、まだ湧き出ている。下の写真は、それらを西から東の順に写したものだ。いずれも、白く見えるのは通路のコンクリート。緑は通路脇に植えたタマリュウ。










 庭も、ぐちゃぐちゃしているところが多いが、そのなかでも、水量が多そうなところが、芝生の南端だ。



 緑は、もともと芝だったが、今年は芝が伸びないで、湿気を好む草が、一面を覆っている。
 写真左側に写っている三つの石と右側の緑のタマリュウの間を掘って池にできるかどうかを検討している。
 
 この地は、3キロぐらい東にある垣花樋川と同じように、丘の中腹にある。丘の基盤にたまった水が、水を通す石灰岩層の中をくぐってきて、水を通さないクチャ(泥岩層)の上から湧き出るという仕組みだ。
 今年ほど多くはないが、毎年大雨の時は、同じようなところから水が湧き出てくる。
 池の作り方について、現在インターネットサイトなどで調べて研究中だ。
 この話をしたら、ある方に「普通の人なら、地下水が建物に与える悪影響を心配するが、池を作ろうとは」とあきれられてしまった。
 その心配はしないでもないが、我が建物の基礎は、地盤のボーリング調査にもとづき、数メートル掘ってクチャ層の中に作ってあるので、大丈夫だと信じている。その基礎の柱の上部横を地下水が通っているイメージだろう。

 そして、この池予定地の上方の芝も上手く育っていないので、らせん型ハーブガーデンに転換しようかと思案中だ。
 緑の芝生は、孫たちが遊んだり、私たちがくつろいだりする目的だったが、孫が滞在する夏休み期間は、大量の蚊が発生するので、孫はここでは遊ばない。だったら思いきった改造を考えよう、ということなのだ。
  
タグ :地下水

Posted by 浅野誠 at 06:57Comments(0)庭・畑と農作業

2012年12月08日

マンゴー パパイヤ ボルトジンユ ウリズンマメ アプルミント

 12月に入っての我が畑庭の光景5つ



1)マンゴーがたくさん開花したことは11月初めに書いた。それらが実になってきた。実ができることは、この時期によくあることだが、何百もつけてしまった。例年、この時期のものは、通常の収穫のようには大きくならない。
 でも、いくつか食べられるくらいにならないかな、と実験モードで残しておくことにしよう。




2)芽を出してきたパパイヤ。コンポスト堆肥に野菜クズを混ぜると、よく出てくる。そして、なかには立派になるものもある。これも期待して放置することにしよう。家庭菜園ならではの物語だろう。




3)ボルトジンユが一杯でてきた。台風で痛めつけられた茎から、新しい芽が一杯出てきて、大きくなってきた。薬草はこんな風に逞しい。ボルトジンユは高血圧にいいという話をよく聞く。匂いはきついが、花はそこそこに美しい。




4)今頃になって、ウリズンマメが大きくなり始める。だが、寒くなってきており、食材になるほどになるだろうか。心配しつつ期待する。




5)この2ケ月の気候が大好きなのか、アップルミントが大繁殖。一面のアップルミントといった感じ。
なかにはクールミントやヨモギ(フーチバー)も混ざっているが。

  

Posted by 浅野誠 at 06:57Comments(0)庭・畑と農作業

2012年10月27日

苗植え・種蒔き このごろの畑作業

 台風被害整理作業はほぼ終えた。コンポスト投入順番待ちで処理しきれない落葉はかためておいたままだが。
 今は、秋の苗植え・種蒔きのシーズンだ。もう台風はこないだろう。

 庭に、いくつか草花を植える。写真はなでしこ。




 畑には、レタスの仲間、ミニトマト、ネギ、ニンニクなどの苗を植える。








 苗の周りには、シマナ、しゅんぎく等の種もまく。私流の混植だ。
 イタリアンパセリ、セロリ、パセリなどの苗も植える。
 ルッコラ、コリアンダー、レモンバウム、セントジョンズワートなど、台風被害で消滅したハーブの種もまく。
 ローズマリー、クリーピングタイム、オーデコロンミント、ホーリーバジルなどの苗も植える。
 久々にフロレンス・フェンネルの苗も植えた。


  

Posted by 浅野誠 at 06:52Comments(0)庭・畑と農作業

2012年10月03日

季節替わりの我が畑 秋に向けての作業スタート 

 このところ、涼しさを感じるようになった。畑作業も、暑さ・汗との格闘といった感じは少なくなった。蚊との格闘は、まだまだ続くが。



 我が敷地の最高樹木のチシャノキが開花した。1年に何回か開花するが、地味だけど、しばし眺めていると美しさを感じる。





 チシャノキの落ち葉で埋まった畑から、少し落ち葉を取り除くと、ラッキョウの新芽が見えてくる。



 私の畑は、不耕起なので、落ち葉などを取り除いたところに、苗を植え、種をまく。写真は、ネギの苗を植えた後、ルッコラの種をまく。そして、上に落ち葉を少しかぶせておく。混植なのだ。どうなるかは、自然のみが知る、という気楽な農法。だ
 遅まきながら、ウリズン豆が毎日のように収穫できるようになった。

―――以上は、台風襲来前に下書きしたもの。
 台風後、チシャノキの花は落ち、枝先の葉は茶色になってしまった。
 ウリズンマメは、収穫直前のさやも含め、壊滅に近い。だが、不死鳥のように蘇ってくれるだろう、と期待している。そんななか、モーイ3本を収穫。
 植えた苗・種の上には、たくさんの落ち葉。保護してくれたような感じだ。
 畑の台風の後片付けは始めたところで、今週いっぱい必要だろう。



  

Posted by 浅野誠 at 06:46Comments(0)庭・畑と農作業

2012年08月02日

庭の通路に敷石と玉砂利を敷く

 

 庭の周りで通路になっているところの状態がよくない。芝を植えていたが、長雨続きなど悪条件が重なって、芳しい状態ではないのだ。
 金をかけない庭づくりが信条であったが、思い切って敷石を並べることにした。花崗岩の丸いものだ。そして、通路にそってタマリュウを植える。これは我が家のものの移植で十分間に合う。タマリュウと敷石の間は、五色玉砂利を敷く。
 6月から作業を開始して、少しずつ進めている。敷石も玉砂利も結構な重量なので、自家用車で一度に運べるものではない。これまで、4回やったが、今後も数回必要だ。
 だから、写真は、作業中のものだ。芝は強力なので。玉砂利の間から、すぐに顔を出す。
この作業は、すべて私の手作業だ。これが楽しみでもある。目下、材料費で1万円余りかかった。庭の通路はここだけでない。今後どうなっていくか、どうしていくか、状況次第だ。
 沖縄産の珊瑚石灰岩も検討したが、値段が高い。



 上2枚の写真は、建物3階から写した。
 次は、地面の横から写した。


  

Posted by 浅野誠 at 16:26Comments(0)庭・畑と農作業

2011年12月23日

モロヘイヤ ウリズン豆 パッションフルーツ  畑庭近況2


 
 12月中旬、モロヘイヤ ウリズン豆の最後の収穫を終えた。悪天候にもかかわらず、今年もたくさん収穫した。ウリズン豆は本土へ送りもできた。
 写真のモロヘイヤは、種をつけている「さや」だ。落ちた種が来年の6月ごろに発芽し、8月~12月の収穫を迎えるだろう。



 写真のウリズン豆は、茎を根から50センチくらい残しておけば、来年6月ころから伸び始め、8月には収穫が期待できるだろう。今年もそれで収穫できた。無論、新しい種から育てるのもあるが。



 写真の左側の茶色で伸びているものは、大胆に剪定した残りのパッションフルーツ。枝葉はよく伸びるが、花実をつけないので、大胆に剪定してみた。これで春になっても上手くいかなければ、あきらめるしかないだろう。

  

Posted by 浅野誠 at 07:18Comments(0)庭・畑と農作業

2011年12月22日

久しぶりの晴れ たまる畑作業をすすめる 季節変わりの畑庭1



 写真は、久しぶりに晴れて、私の作業を待つ畑。荒れ地みたいだ。
 雨続きだった。数日前のニュースで12月に入って晴れは1日だけと言っていた。『天気さん』が反省したわけではないだろうが、ここ数日、雨がようやく「休憩」し、時々太陽も顔を出す。蝶や鳥も必死に活動。

 私も、滞っていた畑・庭仕事
 収穫が終わったウリズン豆、モロヘイヤの整理。花や実をつけないパッションフルーツの整理。
 新芽を出してきた野菜周辺の整理。コンポスト作りなど。
 それにしても、太陽がほしいトマトなどは、生育不良状態。
 日陰型の三つ葉などは元気

 こうして、夏型野菜から冬型野菜へと、やっと移行し始める。
 でも、急激に寒くなるので、野菜たちも困りそうだ。
 2枚目の写真は、どんな気候でも元気な月桃(さんにん)の葉っぱたち。

  

Posted by 浅野誠 at 07:18Comments(0)庭・畑と農作業

2011年12月05日

気楽な私流農法 混植 我が畑の近況4

 木々が大きくなり、種をまいたり、苗を植えたりする畑面積が激減しているが、それでも、わずかばかり種をまくこともしている。
 2,3年前の一時期、粘土団子方式の種蒔きをしていたが、いまではやっていない。
今は、多くの場合、2~4種類ほどの「混植」だ。それも丁寧に種床をつくるとか、苗にまでさせて移植定植したりなどはしていない。

 自称浅野式「自然農法」で、テーゲーにやっている。たとえば、こんな風である。
1)もう3~4年不耕起栽培なので、耕さない。
2)草とりもいい加減にして、根から引き抜くことはしていない。
 それでも、種がまけるように、土の上に「派手に」出ている草類は取る。
3)バケツのなかに、野菜用の土、堆肥、砂などを混ぜ、そこに2~4種類の種を入れてかき混ぜる。
4)それらを、適宜、まく
5)上から、少々の野菜用の土、堆肥、砂などをまく
6)少々の水やり
 いたって簡単なので、短時間で終わる。
 その後、1週間ぐらいは、乾きそうな時に、水やりをする。
7)間引きをすることもあるが、たいていは収穫を兼ねながらの間引きだ。

 数種類まくと、たいていは、成長速度が異なるので、収穫時期もずれる。
 なんともまあ、いい加減で「楽」な「農法」だ。

 現在進行中のもの。
しまな、わさびな、こまつな、しゅんぎく、サラダ菜など



  

Posted by 浅野誠 at 07:20Comments(0)庭・畑と農作業

2011年11月17日

岩に育つタイム・ハママーチ・長命草 我が畑の近況2


 
 写真のように、我が畑の南端に大きな岩がある。高さ1~2メートル、岩の上の平らなところは1メートル×2メートル位の広さだ。
 そこに少しずつの窪みがあり、土もある。そんなところに、ハーブや薬草をいろいろと植えてみた。
 元気よく定着しているのは、タイムと写真のようにハママーチである。



 岩の横には、たくさんの小さな穴がある。ハブのすみかにならないように土を埋めながら、植物を植えた。そのなかで一番定着したのは、長命草だ。今は開花の時期で、連載写真で紹介しているように、たくさんのイシガケチョウ、リュウキュウミスジが蜜を吸っている。

 岩の手前から撮った写真には、手前からタイム、ハママーチ、長命草が写っている。



  

Posted by 浅野誠 at 17:57Comments(0)庭・畑と農作業

2011年11月13日

いまだに大量の蚊に苦戦する畑作業  我が畑の近況1

 9日の大雨。国道331号線が、我が家から300メートル地点で、土砂崩れによる一時通行止めになり、マスコミも報道した。我が畑も、畑の真ん中に水路ができてしまい、植えたばかりの苗2本が流された。
 季節が変わったので、これからの季節向けの種苗を植え付け作業が色々とした。



 写真は、芽を出してきた葉野菜類。不耕起のまま種をまくので、雑草と混ざっている。そして、2~3種類混植する。
 収穫は、依然として、ウリズン豆=リュウキュウシカクマメが、毎日20個以上続く。気温が下がらないし、雨が多いためだろう。他には、同じく依然としてモロヘイヤなどである。



 写真の手前がウリズン豆。後ろには、月桃、クロキ、バンシルーなどが写っている。

 例年と違って、今年は蚊が勢いを止めずに、大量に飛ぶ。夏場、例年以上に多かったが、今でも、その数は変わらない。しかも、戦闘的だ。ズボンの上からも、防護のために着ている虫よけの網目服の上からも刺してくる。だから、素肌を全く出さない防護体制で作業しても、10個所以上は刺されている。
 例年、この時期に激減して、防護体制を終えていくが、今年は12月まで続きそうだ。
 
  

Posted by 浅野誠 at 17:56Comments(0)庭・畑と農作業

2011年05月20日

梅雨から本格的夏にむけての畑作業

 このところの雨続きで、畑の様相が一変した。葉野菜は、ほとんどが水腐れ状態。これまで盛んに収穫してきたミニトマトも、少なくなってきた。
 現在、収穫が多いが、まもなく終了するのは、ペピーノ、セロリ、ラッキョウ。
 ペピーノは、50個余りの収穫予定で、半分が収穫済み。
 ラッキョウは、生で食べているが、太り始めると味がおちるので、まもなく収穫終了となる。2月から少しずつ楽しんできた。6月末には掘り上げ、7月に来年に向けて植える。

 すでに収穫しているが、これから秋まで収穫を楽しめるのは、
ハンダマ、三つ葉、ニラ、ツルムラサキ
 我が畑で定着しており、多年草化、あるいはこぼれ種から大きくなってくる。
こぼれ種からふえるモロヘイヤは、これから出てくるだろう。もしかすると、かぼちゃかトーガンができそうな気配がある。

 7,8月の収穫に向けて準備中のものは、
 オクラ、シカクマメ、ハヤトウリ、ナス、ピーマン、二十日ネギなどだ。
 我が畑のナスやピーマンは、長いものでは、1年以上になっている。収穫時期もテーゲーだ。私の畑作業と同じだ。

 それにしても、大変な雨続きで、畑に出られる時間が短くて、欲求不満の日々だ。出ると、大量の蚊が集まってくるので、蚊よけのための全面装備だ。写真撮影で1分間だけ軍手を取るだけで、手の甲が1,2発刺される。


  

Posted by 浅野誠 at 12:19Comments(0)庭・畑と農作業

2011年05月18日

沖縄での自然農法・有機農業関連書籍

 自然農法、有機農業関係の本は、大変多い。このブログでも何冊か紹介してきた。
 それらは、農法による特徴が色々ある。そして、その農法の良さを強調するのが普通だ。なかには、その農法が絶対的によい、というトーンのものもある。他の農法に攻撃的なものも見かけないではない。そこまで行かなくても、その農法の宣伝的なものが多い。
 だから、どの農法のどういうところを参照するかは、読者に任される。
 私などは、あまり宣伝的なものは「いやな」感じを受けてしまう。いい農法なのだが、そこまで自己宣伝されると、「いやだなあ」と思ってしまうのだ。
 
 大半のこれらの書物は、本州を基準にしている。亜熱帯で、しかも我が畑のように、アルカリ性土壌だと、「翻訳」作業が必要だ。沖縄式の本が出てもいい、とは思うが、滅多に見かけない。
 先日、石川勇・玉城朋彦編「沖縄の有機農業2010-農と環境の現場報告」(メディア・エクスプレス2010年)という本を書店で見て、読んだ。沖縄の有機農法の概況、沖縄なりの農法の工夫を知りたいとおもったからだ。
 この書籍は、有機農法の一つでもあるEM紹介・推奨が中心となるもので、それらの動向を知るうえで有用なものだ。
 微生物が有用であることは、昔から堆肥使用などで知られていたことだ。それらのなかの特定のものを取りだして、有用微生物群(英語Effective Microorganismsの頭文字でEM)として普及されたものが、いわゆるEMだ。別の有用微生物を別の商品名で普及させているところもある。だから、普通名詞としての有用微生物と、特定の開発物で、固有名詞としてのEMの場合とは、一応の区別が必要で、固有名詞の場合は、有用微生物のなかのどのようなものを含んで、どのような特性をもつかを、示される必要があろう。
 使用する人は、それらの有用微生物を自分なりの判断で選択使用することになろう。

 万能のものというのは、それほどあるものではない。歴史が積み重ねてきた色々な知恵をもとに工夫をさらに積み重ねていく必要があろう。ただ、ここ数十年間、あまりにも農薬や化学肥料に依存し過ぎて、かえって難問を生み出したことは確かだろう。それらから、いかに卒業していくか、という課題もある。
 さらに、遺伝子操作をはじめとする問題、また市場を軸に回り過ぎるために、泥のついた作物、曲がった作物が嫌われると言った問題に、どう対処するのか、というのは、農業関係者だけでなく、人々の生き方のありようにもからむことだ。
  

Posted by 浅野誠 at 06:21Comments(0)庭・畑と農作業

2011年05月04日

私の実験・・・トマトの取り木?

 トマトの茎は、地面につくと、そこから根を出してくる。栽培の本には、根に土をかけて盛り上げていくとよい、とも書かれている。
 本には、房が数段ついたところで、上部を切って、実を充実させるとも書いてある。しかし、聴いた話では、どんどん伸ばしていく農家もあるとのこと。

 そこで、私も実験。
 その一、先端を切らないで、どこまで伸びるのか、いつまで成長するか。今のものは、昨年11月ごろ植えた苗。現在、3メートルぐらいになったものもある。地面付近の茎を曲げて、地面につけて、それに土をかけてみた。どうなるか、楽しみだ。
 その二、どんどん伸びた茎を、途中から地面に着け、土をかぶせてみる。取り木のようなものだ。これでどうなるか。これまた楽しみ。
 写真は、その様子。

  

Posted by 浅野誠 at 12:27Comments(0)庭・畑と農作業

2011年04月30日

最近の畑作業と、鏡山悦子「自然農・栽培の手引き」

 ここしばらく続いた天候不良は、いつまで続くのだろう。寒さと少雨だ。
 植物の生育がとても遅いし、弱っているものも多い。生育しているものでも、平均して、半月~1ケ月遅れだ。雨の方は、4月下旬になってようやくまとまった量が降ってほっとしている。

 それでも、季節変わりの時期なので、いろいろな作業がある。
 私流の自然農の形が少しずつ作られてきている。色々な書籍を参考した。最近手に入れたものには、川口由一監修鏡山悦子著「自然農・栽培の手引き――いのちの営み、田畑の営み-―」(南方新社2007年)がある。
 以前に川口由一さんの本を読んだ時に紹介されたものだが、最近、那覇の書店にも、平積みされていたので、購入した。自然農の本が沖縄にも平積みされるようになったか、とある種の感慨をもった。
 私のやり方には参考になる点が多いし、作物別の栽培方法が書かれているので、利用しやすい。
 無論、気候や土の点では、条件が著しく異なるので、自分なりの工夫が必要ではある。

 写真は、記事とは関係ない「にんじんの花」 四月一七日にも掲載したが、ドンドン開花



  

Posted by 浅野誠 at 06:28Comments(0)庭・畑と農作業

2011年03月31日

このところの庭  たまりゅうと千年木 



 今、畑仕事の量は季節的に少ない。そこで、庭の西端の整備を中心にしている。その一つは、挿し木した千年木で生垣風なものを作り、その根元をタマリュウでおおう作業である。
 タマリュウは線状に植えているおり、それが面状になるのに数年かかる。これらの作業は、3~4年前から始めているので、すでに根付いた千年木が大きくなり、タマリュウが面状になっている個所もある。でも全体が完成するには、あと数年と言うところだろう。

 庭に色々なものを植えたのは、引っ越し当初の6年ほど前。それらの中で、ヤシ、びわ、ざくろなどが大きくなり、それらの下が日陰になり、草花類は育たなくなった。その一つクミスクチンはすでに引っ越した。ユリも引っ越し予定だ。そのあとは、タマリュウが広がる、という具合だ。
  

Posted by 浅野誠 at 06:28Comments(0)庭・畑と農作業

2011年03月30日

このところの畑 コンポストづくり 植えかえ 種苗



      写真説明 左がコンポスト容器 2ケ月このなかで堆肥をつくる
           中央から手前が、コンポスト容器を取ったあとの堆肥 さらに2ケ月寝かせる

 四つあるコンポストだが、月に2回の周期で移し替えている。それで畑を順々にめぐっていく。3~4年かけて、畑を一巡していたコンポストだったが、樹木が大きくなって、コンポストをする面積が減り、早晩2~3年で一巡しそうだ。
 コンポストを移す際に、ニラやハンダマのような多年草の野菜も移しかえる。苗や種も、それをきっかけに新たに植え播く。
 以前のように、一定面積に同じものを植え、収穫し、新たなものを植えるというサイクルではない。空白になった個所に、新しいものを補うという形なので、全くの混植である。耕さないことも、そうしたスタイルを促進している。
 今の時期、新しく空いた所には、オクラの苗を植えようとしている。コンポスト後の新しい所には、何かを植えることになるが、そこにはパパイヤなどの新芽が出てきたりすることが多い。その時は、それをそのまま育てる。

  

Posted by 浅野誠 at 06:28Comments(0)庭・畑と農作業

2011年03月04日

我が畑風景 収穫種類が急増



 木々の間に散在する畑を、いろいろな角度から紹介しよう。
 
 現在、収穫中のものは、こんなものだ。

 シュンギク、しまな、コマツナ、オキダイナ、アシタバ
 レタス、サラダ菜類 5種類ほど
 ミニトマト、
 二十日ねぎ、ニラ、
 ハンダマ、ルッコラ、セロリ、
 パセリ、イタリアンパセリ、チャービル、ディル
 ほかにいくつか
  ともかく少しづつ。
 野菜と同じ扱いのハーブも含まれている。








 不耕起だし、種は、ばらまき式。空いた所に苗を植える方式。
 自称浅野式自然農法    

Posted by 浅野誠 at 18:19Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月26日

農薬・防虫剤  私流と自然栽培9

 連載の最後だ。
 農薬に限らず化学物質の氾濫に鋭い警告を発する本書だ。
 我が畑では、化学的な農薬は使っていない。とはいえ、近隣の畑で使用されているので、飛び散っているかもしれない。以前、行政がサトウキビ対処のため地域一体に農薬を散布していたが、最近はない。
 農薬ではないが、防虫効果のために、木酢液は使っている。ヤシが虫に食べられ始めた時、木酢液をかけて退治した。また、ハブ忌避のために、畑のまわりに木酢液を置いている。市販のヘビ忌避剤に木酢液が含まれているから、使ってみた。多分効果はあるのだろう。その後、畑の周りでハブに出会っていない。

 本書で認識を改めたのは、化学物質の防虫剤だ。最もポピュラーなものは、パラジクロベンゼンだというので、私が衣服の防虫に使用しているものを調べてみたら、そうだった。
 方針転換だ。その代わりに、我が畑で栽培しているハーブを使うことにしよう。最近記事に載せたが、トイレの芳香剤として使用しているセージとベチパーの混合は、防虫にも有効なようだ。

  

Posted by 浅野誠 at 07:15Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月24日

種 自然生え 私流と自然栽培8

 今回は種の話。私がやっていることと近いので、私流もけっこう行われているのだ、と意を強くする。

 「それぞれの農家がタネも買うのではなく自分で採る、こうした自主性を取り戻して、自分自身のブランドを作っていく、そして種子を自然に戻す努力によって、肥料がなくても作れるようにする、今の種子はあまりにも行き過ぎた品種改良になってしまっています。
 それを自然に戻していく、そうすると柿やイチジクのように、種子に原種の力が戻ってきます。肥料を入れなくても育つような遺伝子をタネが思い出します。
 そうして植物自体を戻していってあげる、種子と土を清浄化し、エネルギーを滞ることなく循環させていくことが無肥料・自然栽培です。」P126~7

「「自然生え」という種子採り法があります。生ごみの中からタネから芽が伸びているシーンをよく見かけたこともあるかもしれません。
 畑の隅で何にもしていないのに芽を出している作物もあります。そのことを応用したのが「自然生え」という種採り方法です。
 それは植物によって向き・不向きがありますが、トマトやナスなどの実を土に直接植えてしまいます。
 そのまま放置し、その環境で根を張り、自然に芽を出すタネを繋いでいきます。つまりその土で生き残ることができるタネを繋いでいく方法です。 (中略)
 この作業を五年くらい繰り返していくと素晴らしい作物ができるようになります。その土の情報をタネが読み込み、肥料がなくともきちんと育つ、そうした種子が採れるようになっていきます。
 これは家庭菜園でも同じです。そうやって時間かけて種子を自然に戻していく。すると病気や虫にやられにくい種子になっていきます。買ってきた種子は、どうしても虫・病気ってしまうのです。」(原文のママ)P130~1

 「自然生え」という言い方は、初めて知った。生ゴミから芽が出てくるのは、我が畑では、トマト・パパイヤなどがあるが、パパイヤでうまくいくことがある。
 生ゴミではなくて、花が咲いてできた種がこぼれて、翌年芽を出すというのは、我が畑では、日常的だ。とくに三つ葉、モロヘイヤ、シマナは、ずっとそうだ。出てきすぎることもよくある。どんどん取るしかしようがない。
 我が畑では、多年草も多い。ツルムラは種こぼれもあるし、前年からの継続のものも多い。ほかにはアスパラ、ニラ、ハンダマなどがそうだ。四角豆がうまくいくかどうか、現在実験中だ。
 前年の種を取っておいて、翌年植えるのは、オクラなどだ。
 前年収穫した根の一部を植え付けるのは、ウコン、ラッキョウなどだ。
 ハーブや薬草は、ほとんどが多年草だ。本州では越冬するのが難しいものも、多年草化するものが多い。沖縄ではむしろ夏を越せるかどうかが問題になるものもある。ラベンダーなどがそうだ。特別に手当てすれば、越せるのだろうが、そういうものを無理して沖縄で育てることもないだろう、と思う。土地にあったものが良いに決まっている。

 こんな具合だから、我が畑では、種や苗を買ってくることが年々減ってきた。

  

Posted by 浅野誠 at 07:14Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月22日

果樹の剪定 自然の流れと人間のやり方  私流と自然栽培7

 次の記述も注目したいと同時に、考えたい問題が含まれている。

 「本来りんごは紅葉する落葉樹ですから、秋から冬にかけては葉がハラハラと落ちてくるのが自然です。
 でも現在のりんごの樹は緑が青々とし、たくさんの実を抱えている。これは明らかに不自然といわねばなりません。周囲の山々は紅葉し、色づきやがて葉を落とし冬支度を迎える。それなのに、りんごの木だけが青々としている。
 それは肥料とか農薬とか人がいろんなものを浴びせかけた結果、りんごの生態が狂ってしまっているのです。人間の都合でまだまだ彼らを眠らせようとしない光景といえます。
 本来なら冬にかけて、りんごの樹は眠りに向けて体力を養う頃であるはずです。ところが「そうさせないぞ」という人間のしたたかさがこの姿に表れています。
 また、たくさんの実をつけさせようとするために枝が下を向いてしまう。これは「Y化」とよばれる現象です。本来なら枝が上に伸びるように剪定し、過度の実をつけさせないようにするのが農業者の役割のはず。
 でも、よりたくさん収穫するために実の重さで枝がしなって下を向いてしまう。こうなると収穫しやすい。実がたくさんとれて、しかも収穫が楽になる。
 一挙両得というわけです。本来りんごは上を向いて伸びるものであるはずなのに、下を向かされてしまう。」P102~3

 我が家には、金煌マンゴーがあり、前所有者から受け継いだ。樹齢ははっきりしないが、10~20年ぐらいだろう。なかなか迫力があり、美しくもある。我が家の主木にしようと、剪定をほとんどせずに伸ばした結果、昨夏には5メートルを超えた。マンゴーの原産地では、20~30メートルクラスのものがあるという。近所の農家の皆さんは口をそろえて「剪定しなさい」とアドバイスなさったが、しないままきた。
 この我が家のマンゴーが3年前から実をつけ、一昨年は300個も結実した。見かけは商品にでてくるものに「見劣り」するが、味はむしろいい。昨年は、隔年現象のためか、30個余りだった。高い所にあるものは、普通の方法では取れなくなった。それで、収穫と剪定を兼ねて、枝を何本か切って収穫した。
 私も年を取ってきているので、3~4メートルも登って収穫するのは危険だ。そこで、5メートル以下におさえるつもりでいる。
 現在の私の考えは、ここに書かれている事と相反する。私自身がもっていたジレンマとこの叙述がハモるのだ。

 ひるがえって考えてみると、この金煌マンゴーは、台湾の農家が品種改良したものだ。リンゴにしても、品種改良したものだ。戦後間もないころのリンゴに比べると、現在のりんごは巨大化している。カナダで、かつては栽培用だったが、放棄されて「野生化」したリンゴなどに出会ったことがあるが、温州ミカンほどで、人間の食用にはなりにくいものだった。
 そう考えると、人間が栽培し、商品として流通している果樹のほとんどが、品種改良されたものだ。そうしたものを自然の流れに沿うように栽培しようといっても、なぜか不自然さを感じてしまう。「できるだけ自然の流れに近いやり方」で、と努力するしかない。考えてみれば、農業自体が、人間が「自然の流れ」とは異なるありようとして始めたものなのだ。だから「自然栽培」「自然農法」という用語さえ不自然なのだ。そのことを自覚する必要があろう。
 だから、「できるだけ自然に近い形で」とか、「自然に近づける方向で」とか、「ここまでは人間が加工したやり方を許容するが、化学肥料・化学薬品の使用まではしない」とか、何らかの区切りをつけて、「自然ではない」やり方をするしかないのが現実だろう。だから、いろいろな自然農法より自然栽培のほうが「自然」だとは単純には言えない。自然農法も実に多岐にわたり、本書にでてくる「自然栽培」よりもより「自然」に近いと感じるものもある。

 ということで、私も、私なりの方法で、いくつかの自然農法、本書にあるような自然栽培、そして沖縄の在来農法に学びつつ、「私流」でやっている。  

  

Posted by 浅野誠 at 18:18Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月19日

ミミズ・雑草・堆肥・土  私流と自然栽培6

 「日と土と水」には、こんなことが書かれている。
 「よく“ミミズがいるのが良い土だ”と思い込んでいる人が多いのですが、私たちはミミズがいるうちはまだまだ土ができていないと考えています。ミミズがいなくなった土こそ本物です。ミミズがいて良かったね、このレベルで止まっているのが有機農業です。
 でもそうではなく、ミミズがいない土に進化することが重要です。ミミズがいるのは、それだけ分解が必要なものが多いという証です。あるからこそいるので、コガネムシも他の虫も、たくさんいるのです。すべてを純粋化する、だからミミズがいるうちはまだまだというわけです。
 最初に触れましたが、高橋博さんの畑にはミミズはいません。雑草も生えていません。先ほど堆肥の話をしましたが、草が生える意味は土にもっと進化してもらいたい、こうした自然界の意志の表れでもあるのです。
 たくさんの草を生やすことで、土を作ろうとしています。高橋さんの畑の土は柔らかく、温かく、本当に素晴らしい土です。」P87

 ミミズの話は初めて出会う。私にはまだ判断がつかない。わかるような気もするが、「雑草も生えていません」となると、信じがたい。自然界では、いろいろな種が散らばっている。それらも芽を出さず、農作物だけが芽を出すとしたら不自然だろう。さらに、次の記述も注目される。

 「土そのものが本来、肥料の塊です。ですから土が生きて働くことが一番合理的である、このことに気づく必要があります。
 土を正常純粋化するために溜まっている汚れをとにかく排除して、新たに不純物を入れないようにしよう、これ以外に手立てがないのです。基本技術とすると、とにかく肥毒層を取り払い、そのエネルギーを滞りなく循環させること、具体的に言えば山の土のようなものにすることがこの栽培の基本条件となるのです。」P109

 「土そのものが本来、肥料の塊です」といわれると、たとえば次のような文との整合性から言って、不自然さを感じる。といっても、次の文は私にとって示唆に富む。

 「無肥料・自然栽培では枯れ葉や枯れ草などを堆肥として使うことがあります。それは肥料じゃないの?と思われるかもしれませんが、違います。
 使う理由は、土を固めない、土を温める、土を乾かさない、こうした目的で使います。堆肥で使う枯れ葉や枯れ草には肥料成分、窒素はほとんどありません。
大きく早く育てるものではありません。そこが誤解しやすいところなのですが、枯れ葉や枯れ草は肥料ではありません。この点を明確に認識する必要があります。
しかし土の状態がよくなっていれば、堆肥も使う必要はもちろんありません。その都度、土の状況を見て判断しなければなりません。土が固まっている状態の場合は、堆肥を使います。
 ただそのときの原則は、必ず枯れてから入れます。よく青いまま入れてしまう人がいますが、農家の畑でも家庭園芸でも摘んだ草をそのまま上に入れてしまえば、すぐに虫や病気が発生します。
 自然界では絶対に青いまま、生の状態では土に入らないからです。誰かかが入れない限り、青いまま土に入り込むことはありません。
 青い草は中に入れず、土の上に置きます。そうすると虫も来ないし、枯れてやがて土に分解されていきます。これが堆肥を使う際の原則です。
 堆肥を肥料と考えてしまうと、窒素供給のために何トンという量が必要になってしまいます。これが有機農業の失敗だったと思います。」P112~3

 ここで書かれている「必ず枯れてから入れます」については、私も参考にしたい。

  

Posted by 浅野誠 at 07:14Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月17日

硬い土の層・我が畑の土・土づくり  私流と自然栽培5

 木村講演で強い印象を与えた一つは、根が入り込むのを止める、土の中の硬盤層を壊すことが鍵になるという話だ。「日と土と水」によれば、化学肥料や有機肥料の多用は、「肥毒層」をつくるという。そこは硬く低温だという。そこを壊し除去することが必要だとのこと。
 硬盤層のことはなるほどと思う。
 ところで、我が畑は、「肥毒層」はない。硬盤層はどうかというと、層というよりも、一定の深さ以上はずっと硬盤だ。クチャ=粘板岩が限りなくあるからだ。我が畑の基盤には、このクチャ、その上に、数十年前に畑であったこともあってできた、また森の樹木が作ったジャーガルがある。建物建築の基礎工事をした際にわかったが、ジャーガル層は厚くない。すぐにクチャ層になる。ジャーガル層なしにクチャ層むき出しのところさえある。また、工事後の埋め戻しには、岩石入りの島尻マージが使われ、建物近くはそうなっている。
 だから、畑・庭にするためには、クチャ層、島尻マージを「土」にしていかなくてはならない。それをしないで、「土」なし状態で植えた芝生は、元気がなく、今では消失しそうだ。

 この6年間で、畑全体に木の枝葉を入れ込む作業がほぼ一巡した。現在、「土」層が、20センチ余りになっただろうか。ようやく野菜などの収穫がまあまあ状態になった。
 そして、不耕起式にしてから2年ほどたつ。

土について、「日と土と水」書に、次のような記述がある。
 「耕作している上を一センチ作るのに一〇〇年~一五〇年かかるといわれています。だいたい耕作に必要な土の深さは三十センチといわれていますから、その三十倍の年月がかかって初めて作物を作れる土になることができます。
 土ができているからこそ、山々は絶えることなく永続的に繁茂し、生命を繋ぐことができます。そこには病害虫は確かにいるのでしょうが、バランスが取れています。ですから丸裸になっている山々は存在しません。腐っていて異臭を放つ山もありません。」 P95

 木の枝葉、ススキやサンニンや雑草などを、土の中に入れることを中心にした「私流堆肥づくり」、というこの6年間の作業の一つは、この作業だったのだな、と思う。

「日と土と水」書の次の記述も、このことに関係がある。
 「実際に農家は土ができるまでの一〇〇年間を、ただひたすらじっと待っているわけにはいきません。耕したり、堆肥を入れるなどの技術を用いることで、一〇〇年で一センチしかできない土の進化を早め、促進します。
 昔から土を作ることが農家の仕事でした。それが本来の姿であるにも関わらず、いつしか肥料を入れること一辺倒になってしまいました。そうなったが故に白然観が狂ってしまったのです。
 生物のいない土から生物のいる土への変化し、石に日光や湿りという条件が加わり、苔が生え、そして長い年月をかけて土ができ、それにより更なる植物の進化が促進されました。
日本の山林では年間一ヘクタール当たり六~七トンの草や木、葉が朽ちて循環しています。こうした枝や葉に肥料成分があるのかといえばほとんどない。
 つまり枝や葉などが地面に落ちることと肥料とでは、まったく違うこと。似て非なるものを意味しているのです。
 では何のためかといえば、土を作っているのです。肥料ではないのです。ここはちょっと難しいかもしれませんが、肥料と植物の循環とはまったく違います。枝や葉などは土を柔らかく、温かくするためにあります。」
P99~100

 大変興味深い記述で、参考になる。ただ、土が肥料でないとしても、栄養分は多少あると思うのだがいかがだろうか。
  

Posted by 浅野誠 at 07:15Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月15日

有機農法と糞尿肥料  私流と自然栽培4

 本書「日と水と土」には、「有機農業も危ない」という節があり、窒素供給のために使われる糞尿肥料の問題性を強く指摘する。有機農法で使われる窒素肥料には糞尿肥料も使われるが、それは硝酸性窒素を含む。それは発ガン性物質であり、糖尿病の原因物質であるという。そして、鹿児島・宮崎・熊本など大規模畜産地域・ビニールハウスなどの大規模農業が盛んな地域には、糖尿病による透析患者が多いと書く。
さらに畜産で使用される添加物・成長促進剤・抗生物質が肥料を通じて作物に入るという。

 これらの指摘に、私は初めて出会う。
 私の家庭菜園には、牛豚鶏などの糞尿を含む堆肥を購入してきて与えてきたものだから、いささか気になる。無論、私自身が畑で作る堆肥も多いのだが。また、私の場合は、窒素系のためよりもリン系を補うつもりではあるが。
 この指摘がまとをついているとしたら、日本の有機農業は、ほぼ全面否定されることになる。
そして、自然農法の本も、私が出会った限りでは、糞尿肥料を否定はしていない。そのあたりが自然農法と、この自然栽培との違いでもありそうだ。

 この問題については、私にとって今後考えるべき課題になりそうだ。
  

Posted by 浅野誠 at 07:18Comments(0)庭・畑と農作業

2011年02月11日

無肥料・自然栽培と自然農法  私流と自然栽培2

 これまで、自然農法の本を何冊も読み、このブログで紹介したことも何回かある。だが、「自然栽培」という言葉は初めてである。「無肥料」ということが大きな違いであり、この「自然栽培」は有機農法に対しても手厳しい評価をする。
 それについては、たとえば、次のように書かれている。

「一、土そのものが肥料の塊りであること。
 二、肥料を施すことによって、かえって土の力を退化させてしまっていること。
 三、種子そのものにも、農薬の薬毒や肥料の肥毒が残存しており、野菜の生態に悪影響を与えていること。
 四、土を人間の勝手な思惑で汚してしまったための副作用として、病気や虫がその後始末をしていること」P23

 かなりショッキングな提起だ。「土」とは何か、「肥料」とは何か、ということも考える必要がある。
 私は、私流、つまり浅野流でやることにしているので、この「自然栽培」からも参考にできることがあれば、参考にしていきたいと思う。
また、自然農法もそうであるが、自然栽培も沖縄気候風土文化のなかでは、まだそれほどの蓄積があるわけではなさそうだ。だから、沖縄式のものの創造も必要なようだ。
 以下、気づいたこと考えたことを何回かにわたってラレツ風に書いていこう。

  

Posted by 浅野誠 at 08:05Comments(0)庭・畑と農作業