プロフィール
浅野誠
1972-73年沖縄大学に勤務
1973-90年琉球大学に勤務
1990-2003年中京大学に勤務
2004年より沖縄生活再開
玉城の絶景のなかで田舎暮らし
自然と人々とつながりつつ人生創造
執筆活動、講演・ワークショップを全国にて行う
沖縄大学・沖縄県立看護大学・沖縄リハビリテーション福祉学院で非常勤講師
沖縄大学客員教授

  最近著
  『沖縄おこし・人生おこしの教育』(アクアコーラル企画)
『<生き方>を創る教育』(大月書店)
『ワークショップガイド』(アクアコーラル企画)
『沖縄 田舎暮らし』(アクアコーラル企画)
  『浅野誠ワークショップシリーズ』
    1.ワークショップの作り方進め方
    2.人間関係を育てる
    3.授業づくり(小中高校)
    4.授業づくり(大学)
    5.人生創造
 
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浅野誠ワークショップシリーズ (自費出版)    1.ワークショップの作り方 進め方  (送料込 700円)    2.人間関係を育てる (送料込 900円)   3.授業づくり(小中高校) (送料込 500円)   4.授業づくり(大学) (送料込 700円)   5.人生創造 (送料込 900円)      申込方法     郵便振替口座 01790‐1-140473    加入者名 浅野誠    へ振り込んで下さい   

2010年09月04日

生活・生き方・人生は研究対象か 生活指導学会討論にかかわって

 5日の日本生活指導学会大会フォーラム「2010年代の生活指導と生活指導研究」では、生活・生き方・人生にかかわる提案が登場してくる。
 人によっては、「生活・生き方・人生は研究対象か」という疑問を投げかける人がいるかもしれない。それは、個々人の選択する問題であって、研究対象にふさわしくない、と考えるからだろう。あるいは、それは、小説や演劇などが扱う分野であって、「科学的研究」ではないだろう、という考えがあるかもしれない。
 しかし、それらは、実際に研究対象にされてきた。生活・生き方・人生観にかかわる各種調査の多さがそれを物語るだろう。

 対象者への関わりのありようを研究する生活指導分野にあっても、対象者がどのような生活・生き方・人生をしているかという事実を出発点にして、どのような生活・生き方・人生をするよう働きかけるか、を研究対象にする以上、対象者の生活・生き方・人生をも間接的な形で研究対象にすることが一般的であった。
 しかし、生活・生き方・人生のありようを直接対象にした研究は、意外に少ない。大会発表も数えられるほどである。
 その意味では、意識的にこうした研究に取り組む必要があろう。

 そこで、この分野の研究対象を整理しておこう。
1)関係のありかた 
  11)人間相互の関係
  12)人間と自然との関係(身体的自然としての、自分自身との関係を含む)
2)生活(「暮らし」という表現もある)
  21)衣食住
  22)生活ルール  家族 職場 学校・施設など
  23)金銭生活
  24)社会生活  法的・倫理的ルール
3)人生・生き方
  31)領域  身体(健康・病) 職業 学習 交際 余暇 など
  32)世代  子ども期 若者期 成人期 中高年期 など
4)社会そのもの・・・・これは、11)など他のものに含めうる 
  41)社会全体  世界 国家 地域 など
  42)「中間集団」  職場 学校・施設 結社 

 「生活・生き方・人生」の構想の基盤
 これらを検討討論する時、どのようなものをイメージするのか、対象者の「生活・生き方・人生」についてどのような「基準」で評価し。かかわるのか。

 意外に意識的でないものが多い。研究者が基盤とするものから見て、「常識」「標準」「平均」的なものを前提にすることが大勢を占める。
 例 法を犯さない。義務教育学校に登校するのは当然だ。真面目に生きる。「自己責任」。自分で働いて収入を得て生活すべきだ。など

 なかには、そうした「常識」「標準」「平均」とは対抗的に構想する例もある。
 例 ファーストではなくスローに。競争より共同を。自然と闘うのではなく、自然との共生を(地球にやさしく)。「郷に入りては、郷に従え」ではなく、違いを生かす。一方向型ではなく双方向型で。

 今回はメモ程度にとどめ、今後の展開に託す。