クワンソー酒、フーチバー酒を作る

浅野誠

2013年02月28日 17:58

 
 写真は、クワンソー、フーチバー(よもぎ)を浸けこんだ泡盛。 
私が、果実や薬草などを泡盛・焼酎に浸けこんできた歴史は、もう40年を超す。そのころ広く見られた家ごとに梅酒を浸けこむ習慣が原型だ。私自身が最初に試みたのは、恵美子に出会う前の大学院生時代だ。本屋で、NHK講座のテキストだと記憶しているが、果実酒の作り方の本を見つけ、いろいろと試してみたのが始まりだ。
 自分で楽しむだけでなく、付き合い始めた恵美子が風邪をひいたと言うので、レモン酒をプレゼントした記憶がある。恵美子の友達が、『変わった人だね』といったとかの話を後から聞いた。
 沖縄に住み始めてからも、酒が焼酎から泡盛に変わっただけで、いろいろと試した。そのなかでも強いインパクトを受けたのは、どこでだか忘れたが、あるところでいただいたフーチバー酒だ。古酒とは異なるが、古酒に匹敵する美味しさなのだ。それ以後長い間、はまっていた。
 
 こんな経歴をもつが、ここ20年ほど、あまりしていなかった。3~4年前、クワンソーを栽培したが、使い道に困り、どこかで仕入れた情報をもとにクワンソー酒を作ったのが、久々のことだった。また、ここ2年余りは、酒を飲むこと自体が極度に少なくなり、我が家の酒がすべて古酒状態になるほどだった。
 だが、昨秋から少しずつ飲み始めた。といっても、以前の数分の1程度だが。そこで、再びクワンソー酒とフーチバー酒を作ったというわけだ。10種ぐらい栽培している薬草の、薬草茶以外の利用方法を探しているが、薬用酒が作るのが一番簡単なので、他にもいくつか浸けこむことを検討している。

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