プロフィール
浅野誠
浅野誠
1972-73年沖縄大学に勤務
1973-90年琉球大学に勤務
1990-2003年中京大学に勤務
2004年より沖縄生活再開
玉城の絶景のなかで田舎暮らし
自然と人々とつながりつつ人生創造
執筆活動、講演・ワークショップを全国にて行う
沖縄県立看護大学・沖縄リハビリテーション福祉学院で非常勤講師
沖縄大学客員教授 南城市・西原町で、多様な審議会等で委員長などを務める

  最近著
  『沖縄おこし・人生おこしの教育』(アクアコーラル企画)
『<生き方>を創る教育』(大月書店)
『ワークショップガイド』(アクアコーラル企画)
『沖縄 田舎暮らし』(アクアコーラル企画)
  『浅野誠ワークショップシリーズ』
    1.ワークショップの作り方進め方
    2.人間関係を育てる
    3.授業づくり(小中高校)
    4.授業づくり(大学)
    5.人生創造
  6.人間関係・人生創造・世界発見・共同活動創造
 
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2013年03月16日

帯津良一さんの壮大で勇ましい死生観

 貝原益軒の「養生訓」を紹介コメントした帯津さん本のなかに、次のような一節がある。

「ここで語られている養生とは、身体を労り、病を未然に防いで天寿を全うするという、どちらかと言えば消極的で守りの養生である。
 しかしこの考え方は、あくまでも身体を対象とするもので、死を以て終われりとするところが私には物足りない。これからの養生は焦点を身体から生命に移し、生命のエネルギーを日々高めていって、死ぬ日を最高のレベルにもっていき、その勢いて死後の世界へ突入する。それまでには虚空へ還るための準備期間であり、地上エネルギーを充填した我々は、また百五十億年の彼方へと旅立つ。それが「死」なのだと思う。こうした死を前にして、クライマックスともいえる現在の生命の躍動が待っているのだ。こう考えると楽しくなるではないか。」(帯津良一編著「図解雑学 養生訓」ナツメ社2012年P22)
 この考え方は、帯津良一「死を思い、よりよく生きる」(廣済堂2007年)に、より詳しく述べられている。

 私は、「アンチエイジング」「若さを保つ」「不老長寿」「病と闘う」といった、よく言われる考え方を好まない。引用の冒頭にあるような貝原の考え方の方に馴染みを感じる。
 帯津さんは、それを「超えて」壮大かつ勇ましく述べている。現在の私は、それに距離を感じる。それにしても、「死」について自分なりの考えを持つようにしなくてはならないと思う。その際、いたずらに死を敵対視し、恐怖をあおるような発想は避けたい。その点では、帯津さんの考えは参考になる。

帯津良一さんの壮大で勇ましい死生観 写真は本文に関係なく、我が庭の花


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Posted by 浅野誠 at 11:56│Comments(0)生き方・人生
 
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