プロフィール
浅野誠
浅野誠
1972-73年沖縄大学に勤務
1973-90年琉球大学に勤務
1990-2003年中京大学に勤務
2004年より沖縄生活再開
玉城の絶景のなかで田舎暮らし
自然と人々とつながりつつ人生創造
執筆活動、講演・ワークショップを全国にて行う
沖縄県立看護大学・沖縄リハビリテーション福祉学院で非常勤講師
沖縄大学客員教授 南城市・西原町で、多様な審議会等で委員長などを務める

  最近著
  『沖縄おこし・人生おこしの教育』(アクアコーラル企画)
『<生き方>を創る教育』(大月書店)
『ワークショップガイド』(アクアコーラル企画)
『沖縄 田舎暮らし』(アクアコーラル企画)
  『浅野誠ワークショップシリーズ』
    1.ワークショップの作り方進め方
    2.人間関係を育てる
    3.授業づくり(小中高校)
    4.授業づくり(大学)
    5.人生創造
  6.人間関係・人生創造・世界発見・共同活動創造
 
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2013年03月27日

「南城市尚巴志活用マスタープラン」作成の今後の進行

 25日記事の続き。今後の進行に関わってコメントしよう。

1)市民参加型をより広げて、市民からの多様なアイデア・提案をさらに集めていくこと。

2)山形県朝日村や秋田県田沢湖などのエコミュージアム事例など、各地の先進事例の資料収集が提示されたが、さらに海外事例を集めることも必要だろう。たとえば、ハワイやアジア・ヨーロッパの事例も集めたい。

3)「水平思考」で、事例やアイデアを広く集めていく作業が進行しているわけだが、いずれそれらの事例やアイデアをいくつかに焦点化し、マスタープランの柱立てをし、その上に壮大な構図を作り上げる作業に取り掛かる必要がある。

4)CF会議という優れた会議をさらに発展させるとともに、部課だけでなく役所をこえて多様な組織・個人を、南城づくりの担い手にしていく、人材発掘・人材つくりをも視野に入れていく必要がある。

5)この取り組みもそうだが、「一括交付金」を活用して、歴史上の著名人を活用する企画が、他市町村にも見られる。そうした動向も視野に入れて、企画をより優れたものにしあっていく必要があろう。

6)尚巴志に代表され、グスク時代の人物や動向への関心が高まり、書籍なども多く刊行され、ブームめいたものが見られる。そうした歴史や文化を、現代創造にいかに生かしていくか。そのことにかかわる創造作業が求められる。「二番煎じ」「ものまね」「回顧趣味」「英雄待望」などを越えるものがつくりだせるようにしたい。そして、多様な取り組みを担うのは、英雄ではなく、人々=庶民=市民であることをきちんと踏まえることが求められる。


字玉城から見る中山・冨里・當山方面
「南城市尚巴志活用マスタープラン」作成の今後の進行



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