2013年03月21日
私の散策路 海岸・イノーコース2

今回は、海岸から先のイノーに出て出会うものを紹介しよう。上の写真は、ところどころにある岩だ。かつての珊瑚そのものだ。
岩の間に、珊瑚のカケラが一杯のところや砂地、そして干潮になっても水があって、魚・ひとで・なまこ・しゃこなどの動物や藻などがいる浅瀬がある。岩の上や水中にはアーサなどの藻は多い。干潮の時と満潮の時では全く光景が異なる。
海岸から数百メートルの幅で、えんえんと広がるイノーだ。ずっといけば、知念岬まで行きそうだ。新原ビーチ、百名ビーチ、ヤハラヅカサ、アージ島までは行ったことがある。
岩の窪みに、下の写真のようにマングローブ(ひるぎ)が伸びていることがある。奥武橋の近くにある小さな林から種が流れ着いたのだろう。ここは、グスクロードあたりからの川の河口付近なのだ。淡水と塩水が混ざる汽水域が成長の場だ。しかし、ここのマングローブは定着せず、このくらいの高さ以上になったり、群落になったりする例を見たことがない。生育環境が整っていないのだろう。

沖に近づいていくと、ナマコが一杯いる。写真は、お食事中だ。最近、これを採取する人がいて、漁業権が問題になっているそうだ。確かに、ここ数年で半分以下になっている。

イノーの先まで行くと、モズクを育てる網の近くまで来る。4月になると、モズクの季節になる。
時々、網からこぼれてくるのもいる。隣の新原では、大量に育っており、4月末から5月初めに取りに来る人が何百といる。そういう私たちも取りに行く。昨年とったものが、いまだに我が食卓に出るほど大漁だった。
